自動売買トレーダーの役目 [投資の基礎知識]
コンピュータ・プログラムがうまく稼いでくれるのが自動売買、ではありません。コンピュータ・プログラムは利益が積み上がる可能性が高いロジックで機械的に売買を繰り返しているわけですが、そのロジックで対処できない相場になれば損失を重ねたりします。
つまり、コンピュータ・プログラムは融通を利かせて気の利いた売買を行なうわけではなく、あくまでもルールに従って機械的に売買を繰り返すのみです。
そうした機械的な売買が通用する局面と、そうでない局面を見分けるのはトレーダーの役目です。通用しない局面では損失が膨らまないように、自動売買システムの運用を停止するか、ポジションを下げるなどの対応が必要です。
この部分の作業を行うのは一般的にトレーダーであり、システムが自動的にはやってくれません。
自動売買トレーダーの役目をイメージ的に述べれば、野球などの監督に相当します。有望な選手(=自動売買システム)の発掘と、試合(=トレード)の中での選手起用が主な仕事です。
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